グッジョブコラム 2024.01.31

BPRとは|業務改善との違いや基礎知識をわかりやすく解説

業務の効率化は企業の大きな課題です。
しかしその実情は、各部署での業務内容の見直し程度。なかなか企業全体規模の効率化とはなりません。
今回お伝えするBPRは、業務内容の見直しや改善ではなく、業務全体を再構築させるものです。
再注目されるBPRについて解説しますので、参考にしてください。

ビジネスプロセス・リエンジニアリング(BPR)とは

BPRとは、Business Process Reengineeringの略称。既存の業務内容や管理方法などを根本的に見直し、業務全体を再構築・改革する考え方です。

BPRがなぜ注目されるのか

労働人口の減少から、従来の方針では通常業務に支障がでるという企業が増えました。
人手不足の改善策として、BPRの示す「限られた人数や時間を有効に使う業務改革」が注目されているのです。

働き方改革とDX導入との関係

働き方改革では、労働時間が規制されました。
ますます人手が求められますが、労働人口の増加は見込めないため、今までのようには生産性を上げられなくなるでしょう。
そこで、政府はDXの導入を推進しています。
デジタル技術を活用し、少ない人材で生産性を高める「ビジネスモデル全ての変革」を目指しているわけです。

BPR・業務改善・DXとの違い

BPR・業務改善・DXは、いずれも生産性向上を目的として導入されますが、それぞれの違いは以下の通りです。

業務改善との違い

業務改善では生産性を高めるため、部署など業務の一部を見直し改善します。
BPRは業務全体に行う改革であり、業務改善とは対象範囲が異なります。

DXとの違い

DXには、デジタル技術を活用して組織やビジネスモデルを変革する目的があります。
対してBPRは、業務の再構築や最適化が目的となり、DXの変革と大きな違いがあります。

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BPR実施における企業のメリット

BPR実施によるメリットをまとめました。

生産性の向上

BPR実施のメリットには、生産性の向上が挙げられます。
企業全体の業務フローを可視化して、重複する業務や不必要な書類作成などを根本的に見直し、業務を最適化します。

業務最適化によるコストの削減

業務の見直しにより、人件費削減のほか、システムの管理・保守などの固定費を削減できます。

顧客と従業員の満足度アップ

業務をスムーズに行えれば、社員の不満や不安が少なくなります。
また業務をスピーディーに進めることで、時間や気持ちにゆとりができ、顧客対応やサービスの質も向上。顧客と従業員双方の満足度アップにも期待できます。

属人的業務の回避

BPR実施により、属人化された業務の全体が見えてきます。
業務が属人化すると、人事異動や退職による引き継ぎが難しく、作業効率も悪くなります。
BPRを実施すると、属人的業務を回避できるのです。

BPRを実施する際に注意すること

BPRを実施する際の注意点を挙げてみました。

導入費用や工数・時間がかかる

BPRを実施する際には、業務フローの見直しや現行システムの変更などで、初期費用がかかる場合があります。
また企業全体の業務内容を把握・再構築するとなれば、作業は大掛かり。進行には時間を要するとイメージしておきましょう。

制度の理解不足による従業員からの不平不満

業務内容の再構築では、今までの慣れた業務が一変する場合があります。
BPRの取り組みについて、社内への周知・説明が不十分だと、業務の負担が増加し、従業員から不平不満がでる可能性があります。

BPRを進めるための有効な手法

BPRを進めるためには、以下の手法やサービスが有効です。

業務仕分け(業務調査)

業務仕分けとは、対象となる業務範囲を明確にし、BPR実施への優先順位をつけること。
各部署の連携が取れ、企業全体の業務内容が可視化されるため、問題点を発見できます。

BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)

BPOは業務の一部を外部の企業に委託することで、時間や人手を有効に活用させる取り組みです。

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ERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)

ERPは、「人・物・金・情報」といった企業の資源を集約し適正に活用するという考え方です。
ERPシステムの導入では、データを一元管理することで企業資源の有効活用ができ、業務のスピードアップが期待できます。

シェアードサービス

シェアードサービスは、複数のグループ組織で構成される企業が、間接業務を一カ所に集約するもの。
人材やデータを効率的に活用し、業務を進められます。

BPRの進め方

BPRの一般的な進め方は次の通りです。

業務範囲の検討

BPRの実施では、目的・目標・業務範囲を設定します。
同時に異なる階層の従業員から、企業戦略を見据えた改善点や問題点などをヒアリングしましょう。
改善点や問題点をまとめることで、BPRの対象となる業務範囲が決まり、目標も明確になります。

業務プロセスの分析

BPRの対象となる業務プロセスの改善点や問題点を分析します。

新たな業務プロセスの設計

BPR実施のため、方針やスケジュールなどを具体的に計画し、改善とともに属人的業務の標準化も検討します。

業務変更の実施

業務の変更は、関係業務に関わる人数も増え時間もかかります。
BPR実施中は、業務変更の方向性を確かめるためにも、定期的に進捗を確認してください。

モニタリングの実施と評価

業務プロセスの改善や効果を把握するために、モニタリングの実施・評価も重要です。

限られた人数で生産性を上げたいなら人材派遣もおすすめ!

リスクを最小限に抑えながらBPRを推進するには、業務の外部委託から始めるのがおすすめです。
また人手不足が原因で業務を最適化できない場合には、即戦力を投入できる人材派遣などを利用し、業務全体の再構築を目指しましょう。
弊社では、人材派遣のノウハウを生かしたシステム「グッジョブ」を用意しております。
人材派遣を利用する場合には、併せて弊社グッジョブもご検討ください。

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