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派遣社員のモチベーション低下の原因とモチベーションを高める方法
必要な時だけ人材を手配する人材派遣。直接雇用の労働者に比べ、派遣社員のモチベーションは低くなりがちです。
しかし、企業が人材不足を解消して成長していくためには、派遣社員のやる気を導き、良い仕事をしてもらわなければなりません。
本記事では、派遣社員のモチベーション低下の原因とモチベーションを高める方法についてお伝えします。
派遣社員のモチベーションが下がる原因
受け入れに期間制限のある派遣社員。
直接雇用社員との扱いに差をつけてしまうと、派遣社員はモチベーションを維持できません。
ここではモチベーションが下がる原因を細かく解説します。
社員の扱いに差がある・人間関係がうまくいかない
雇用形態によって、一部の業務や研修に参加させないなど社員の扱いに差が生じると、派遣社員のモチベーションを下げるばかりか、ハラスメントと扱われることがあるでしょう。
中には、職場で人間関係がうまくいかず、早期退職してしまうケースもあります。
◆派遣社員が定着しない！派遣先で「すぐ辞めない」ための方法をご紹介 | 派遣管理システム グッジョブ
◆2022年4月施行の「パワハラ防止法」中小企業の義務と罰則 | 派遣管理システム グッジョブ
業務内容が単純でやる気がでない
派遣社員は派遣期間に制限があることから、業務の補助や簡単な作業を任せられる傾向にあります。
しかし単純な作業ばかりでは、経験やスキルアップにならないと感じるでしょう。
社員と比べると給料が低い
ほとんどの派遣社員は時給制で、正社員のような昇給は期待できません。
また派遣社員と正社員では待遇が異なるため、賞与などに大幅な金額差が生じます。
頑張っても時給が上がらない・昇給がないと感じさせてしまい、モチベーションに影響が出るわけです。
仕事に対しての評価がない
派遣社員の仕事は、前述したように補助や簡単な作業が多いもの。
一生懸命仕事をしても評価されにくい、または評価する仕組みがないとなれば、派遣社員のやる気は損なわれてしまいます。
長期や継続した仕事に就けない
派遣社員は、派遣元企業と派遣先企業の契約で派遣先が決まります。
短期間で派遣先を変える派遣社員も多く、そうでなくとも雇用形態の特性から、長期の雇用や継続した仕事は難しいわけです。
派遣社員のモチベーションを高めるには
派遣社員のモチベーションを高め、保つポイントをお伝えします。
派遣社員と正社員を同等に扱う
働き方改革の「同一労働同一賃金」により、派遣社員・正社員間の格差是正がすすめられています。
派遣社員は雇用主の異なる特殊な雇用形態ですが、直接雇用の社員と同等に扱わなければなりません。
環境を整えて意欲的にチャレンジさせる
派遣社員は、契約書に記載した業務以外の就業が禁止されています。
この点に注意し、業務範囲内でやりがいのある業務などにチャレンジさせることができれば、モチベーションが向上するでしょう。
◆派遣の禁止業務とは？ 禁止の理由と例外や罰則を解説！ | 派遣管理システム グッジョブ
コミュニケーションを図る
派遣社員を蔑視せず、同じ会社の仲間として少しずつコミュニケーションを図ること。
社内でコミュニケーションを取る機会を増やし、良好な人間関係を築いて、やる気につなげるといいでしょう。
◆派遣社員とのコミュニケーション｜社内の人間関係を円滑にするコツ
評価制度を取り入れる
仕事の評価には、面白さ・やりがいを感じるものです。
また、明確な評価制度は昇給時の参考にできます。
モチベーションを高めるために、派遣社員に対しても評価制度を取り入れることをおすすめします。
必要なスキルを入社時研修に行う
正社員同様、派遣社員にも企業の理念・業務概要・サービスなどをはじめ、業務の流れやルールを説明してください。
全ての社員に「企業の一社員」としての自覚を持ってもらい、やる気の向上につなげます。
派遣社員のモチベーション向上｜企業のメリットと注意点
即戦力となる派遣社員のモチベーションを向上させ、できるだけ長く働いてもらいましょう。
ここでは派遣社員を採用するメリットと注意点に触れます。
企業のメリット①人件費の削減
正社員に比べ、派遣社員の受け入れでは人件費・採用に関わる費用を削減できます。
・人件費：通年雇用の正社員と違い、臨時的な雇用のため人件費が削減できる
・採用コスト：派遣元企業に求人を依頼するため、社員募集・試験・面接・合否の知らせなど採用コストを大幅にカットできる
企業のメリット②人材の確保
派遣会社に登録されている派遣社員の中には、専門知識や技術を持つ人もいます。
特化した人材・優秀な人材を、即戦力として確保できるでしょう。
企業のメリット③業務の効率化
派遣社員に定型業務を任せることで、正社員は重要なコア業務に専念できます。
企業の注意点①雇用契約の確認
派遣社員は、就業する業務内容や派遣期間を取り決め、契約を交わしています。
契約書にない業務をさせると違法になるため、気を付けなければなりません。
企業の注意点②正規社員と区別しない
派遣社員であっても、正社員・パート・アルバイトと区別せず、自社の一人の社員として扱ってください。
業務連絡をはじめ、会議や打ち合わせなどにも参加させるようにします。
企業の注意点③待遇の改善
派遣社員の待遇を改善する場合、評価制度を取り入れて改善理由を明確にし、他の派遣社員も納得するようにします。
トラブルに発展させないことが重要です。
◆【2020年4月】派遣先がすべき待遇情報の提供【労働者派遣法改正】 | 派遣管理システム グッジョブ
派遣社員のモチベーション維持で安定した人材確保を！
派遣社員は、企業にとって大事な戦力。
しかし帰属意識の薄い雇用関係ということもあり、直接雇用の社員に比べ、モチベーションを保ち続けることが難しい傾向にあります。
競争社会において企業が発展し続けるためには、まずは労働者と企業が良好な関係を築くこと。
企業が一丸となって、厳しい時代を乗り越えなければなりません。
弊社の派遣管理システム「グッジョブ」は、派遣社員の管理を中心に、派遣社員の評価やスタッフ間でコミュニケーションを取る機能など、さまざまな仕組みを用意しています。
人材派遣のお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。
