派遣先企業向け「派遣管理システム」の選び方

多くの派遣社員を受け入れる派遣先企業様にとって、人材派遣に関わる労務管理は重要かつ煩雑なものです。
弊社でも様々な派遣先企業様から、派遣社員の契約情報や書類の取り扱いや勤怠管理について、ミスなく効率化を図りたいとご相談をいただくことがあります。
本記事では、弊社システムを含め、人材派遣管理システムをどのように選べばよいかをお伝えします。
自社に適した派遣管理システムを選び、業務工数の大幅な削減・効率化を目指していきましょう！

人材派遣管理システムとは

人材派遣管理システムは、その名の通り人材派遣に関わる情報をまとめて管理する、業務効率化システムのことです。
派遣業には多種多様な業務が発生するだけでなく、それぞれの作業負担も大きいため、管理やコントロールが難しく煩雑になりがちです。

派遣管理システムの種類

人材派遣管理システムは大きく2つに分けられ「基幹型」と「双方向型」があります。
基幹型の派遣管理システムは、基本的に人材派遣会社が使用します。一般的にクライアントとの契約管理・派遣スタッフの登録・勤怠管理や給与計算といった、人材派遣業務を一元管理する機能がついています。
 
一方、双方向型は人材派遣会社と派遣受け入れ企業の両者が使用するシステムで、共通のシステムを使うことから情報共有や承認・契約などがしやすいことが大きな特徴です。近年、新型コロナウイルスの流行や同一労働同一賃金の適用開始などにより、人材派遣業界ではリモート下での密な連携が求められています。双方向型派遣管理システムは、それを叶える最適なツールと言えるでしょう。
 
＊基幹型
従来からある、主に派遣元企業が利用する人材派遣管理システム。
派遣社員の契約・勤怠・給与管理や、案件受注・マッチング・請求管理などが可能。

 
＊双方向型
先述した基幹型システムの内容をベースに、派遣先企業も利用できる機能が追加された、比較的新しい種類の人材派遣管理システム。
派遣元企業・派遣先企業間のやり取りが迅速になり、派遣スタッフの評価等も管理できる。

このように、従来の基幹型派遣管理システムでは、人材派遣会社の派遣業務を一元管理できる便利さはあるものの、派遣受け入れ企業との連絡は電話やメールで行う必要がありました。ペーパーベースでの運用は、個人情報の流出や紛失などのリスクが伴い、情報の打ち込み作業のミスや手間も懸念事項となっていました。
 
一方で、双方向型派遣管理システムでは、すべての情報をシステム上でやり取りするため、書類のやり取りといった工数の削減や情報漏洩のリスクを避けることができます。また、印刷代や郵送代、人件費をコストカットも実現できます。受発注や契約、派遣スタッフの勤怠などの連絡に関わる業務を非対面・非接触で行えることもポイントと言えるでしょう。

双方向型の人材派遣管理システムを選ぶポイント

現在各社から打ち出されている人材派遣管理システムは非常に数が多く、どのシステムにすべきか戸惑うかもしれません。一般的に、管理する派遣社員数が多ければ多いほど業務が煩雑になりますので、システム導入が有効となります。
 
また、派遣管理システムを選ぶ際のポイントは、セキュリティやサポート面の強さはもちろんのこと、機能数の多さや対応スタッフ数などをイメージしておくと、自社に適した人材派遣管理システムを絞り込むことができます。

 

 
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